研究業績
公益社団法人日本セラミックス協会 第35回秋季シンポジウム MFDグループ (2022) (2022)
[Incentive Award] Floating Zone 法による Nd 添加 CaWO<sub>4</sub>シンチレータの開発
著者
<u>岡崎魁</u>、中内大介、福嶋宏之、加藤匠、河口範明、柳田健之
カテゴリ
受賞
Abstract
内容
シンチレータは放射線を即発的に蛍光に変換する材料であり、医療やセキュリティをはじめとする幅広い応用先を有しております。1000 nm 以上の近赤外光は生体軟組織への透過性が高いため、放射線を用いた生体深部イメージング等への応用を目指した近赤外発光シンチレータの開発が注目を集めはじめております。本研究では近赤外発光中心であるNdを添加した、X線と比較的高い相互作用確率を有するCaWO4単結晶をFloating Zone法にて作製し、近赤外領域において高い発光特性ならびに良好な線量率応答特性を示すことを見出しました。